【特集】マンション建築後の賃貸経営で管理費・手数料無料の会社とは

マンション経営する上で、管理にかかる手数料はどうあがいても生まれるコスト…。と思われがちですが、実はマンション建築会社の中には無料で管理を行ってくれる会社もあります。どのような仕組みで無料での提供をしているのかチェックしてみましょう。

管理費ずっと0円のクラスト

株式会社クラスト公式HPキャプチャ

引用元:クラスト公式HP(https://www.clast.co.jp/lp/)

管理費無料と聞くと、軽い事務手続きだけかもしれないと思いますが、クラストが行う管理業務の幅は、他のマンション管理会社となんら変わりません。入居募集・建物管理・事務手続き・入居者対応まで幅広くお任せ可能です。

管理無料のシステムでできることとは?

入居募集

建築している間から、不動産サイト、不動産情報誌、チラシを利用して、入居者の募集をかけてくれます。建てた後のスタートでは遅すぎます。マンションに人が住める状態になったその時から満室で経営をスタートできるのが理想でしょう。クラストは理想の状態でマンション経営を行えるように、自社ツールを活かして、事前に入居者を集めてくれます。

建物管理

意外と時間とコストがかかるのが建物自体の管理。マンションは建てて数十年も経つと経年劣化で、壁のコーディングが落ちたり、状態が悪いとヒビが入ってしまうこともあります。すると、雨風を十分にしのげなくなり、雨漏りが発生することも。一度雨漏りをゆるすとなかなか元の状態にまで戻すことが難しいので、定期的な修繕は必要不可欠なのです。

また、周囲からの目隠し用に塀そばに木や植物を植えていたら、歩行者へ迷惑が掛からないよう定期的に伐採する必要も。しかし、マンション全体をヒビチェックするのは骨が折れる作業です。クラストではそういった面倒な建物管理も受け持ってくれます。

事務手続き

入居者の選定や退去時の立会い、家賃滞納時の対応など、マンション経営で重要かつ面倒な人との関わりもクラストで負担してくれます。入居者の選定はマンション経営の利益に直結するところ。入居者の事情を理解した上で、より長く安定して住んでもらえそうな人を選定するのは業界の知識が必要です。傾向としては決まっていると思いますが、他人の事情に踏み込んでどのくらい住めそうか判断するのは面倒なもの。不動産賃貸についても強いクラストであれば、これまでの経験やデータからどういった年代のどんな職業の人のほうが定着率が良いかといったこともわかるでしょう。

また、一番やっかいでストレスがかかるのが家賃滞納の対応。頻繁に起こることでもないですが、1つのマンションで1部屋くらいはそういった出来事が起こるものです。滞納の理由が単に忘れていただけであれば問題ないですが、払う貯蓄がない場合などは退去処分も検討する必要も。面と向かってそういった話をするのが苦手な人は、滞納者が出るたびにひどくストレスを感じるはず。そのような精神的ストレスも賃貸に慣れているクラストであれば、一任できます。

入居者対応

マンションに住んでいる人からは管理人へ様々な相談、要望が寄せられます。「共有スペースが汚い」「泥棒が気になるから対策をしてほしい」「となり近所の迷惑行為をどうにかしてほしい」「備品が壊れたから修理してほしい」など、相談内容は多種多様。ひっきりなしに来る要望にもクラストにお任せ可能です。

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管理手数料無料の理由とは?

気になるのは「なぜ無料でお願いできるのか?」です。クラストが無料でマンション管理をしてくれる理由を公式サイトから調査してみました。

マンションを建てたところが管理するモットー

クラストは「建てた会社が管理するのが当然」という考えをモットーとしているため、マンション管理サービスを無料で提供しています。

マンションを建築した後、管理まで一貫して行ってくれる会社は少なくありませんが、その場合費用が生まれるのが基本です。基本的には部屋の賃料の5%~10%を管理委託の手数料として支払う必要があります。一方、クラストではマンション建築を契約すれば、マンション管理まで一貫したサポートがプランに組み込まれています。

無料サービスはいつか有料にならないか不安に感じますが、クラストの無料マンション建築サポートはこれまでに30年以上続けてきたので、十分に実績もあり、安心して任せられると考えられるでしょう。

マンション建築・経営だけでなく不動産賃貸を行っているからこそできる集客対応

クラストはマンション建築・マンション管理だけでなく、不動産賃貸も扱っている会社です。そのため、マンション建築で建てた物件や管理する物件を、自社の不動産賃貸のツールに掲載し、契約に結びつきやすい点があります。

クラストが運営している不動産媒体は、ネットやCMでもおなじみの「テクトピア」。部屋を探している人へ向けてラジオやテレビを使って広く広報展開を広げているので、マンションを借りたいというニーズを持つ顧客を常に一定数抱えていると考えられます。

マンションに住みたい顧客の中から、管理するマンションにぴったりの住居者を選択し、マンション管理者と入居希望者がウィンウィンとなるように繋げてくれるでしょう。

マンション管理で一番労力とお金がかかるのが入居者の募集ですが、すでに入居者を集める土台が整っているのがクラストの強みと言えるかもしれません。

株式会社クラストの会社概要

会社名 株式会社クラスト
本社
所在地
東京都千代田区神田須田町2-2-2
神田須田町ビル3F
免許登録 建設業許可・国土交通大臣許可(特般-4)第17371号
一級建築士事務所登録・静岡県知事(4)第6269号
一級建築士事務所登録・神奈川県知事第11498号
一級建築士事務所登録・東京都知事第49595号
宅地建物取引業者登録・国土交通大臣免許(4)第7049号
賃貸住宅管理業者登録・国土交通大臣(2)第4864号
事業内容 総合建設業
主に賃貸共同住宅および専用住宅の企画・設計・施工、公共事業
不動産仲介・売買および管理業、住居リフォーム業、総合保険代理店業
グループ
会社
株式会社ニックス
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通常どのくらいマンション管理の手数料はかかるのか?

マンション管理を管理会社に委託する場合、通常は手数料がかかります。相場としては、家賃の5%~10%×部屋数となります。

例えば、家賃が80,000円で、総部屋数が12部屋だとすると、以下の金額が1ヵ月の手数料としてかかります。

【5%の場合】

80,000円×5%=4,000円

4,000円×12部屋=48,000円

【10%の場合】

80,000円×10%=8,000円

8,000円×12部屋=96,000円

業者にもよりますが、これは空き部屋だとしてもかかる基本料金です。もし満室だとすれば、家賃収入の数%ほどのコストでおさまりますが、空き部屋が多いとその分家賃収入が減るため、コストが家賃収入の数十%まで膨れ上がる可能性もあると考えましょう。

管理会社を選ぶなら、

  • 家賃の何%が手数料になるのか
  • 空き部屋も管理部屋コストとしてカウントされるのか

の2点は必ずチェックしてください。

管理の手数料に影響がある「業務範囲」とは

一言で「マンション管理」と言っても、業務は多岐にわたります。そのため管理会社によっては、やって欲しい業務がマンション管理委託のプランに入っていなかったり、オプションで受けていたりする可能性も。例えば、マンションの修繕や住民からの要望の受け付け、入居・退去の手続きはするけれど、新しい入居者の募集は別料金といった形です。

業務範囲が希望通りじゃないことに気づかず契約してしまうと、結果、自分でマンション管理業務を行う結果になりかねません。管理会社が提案してくれるプランに入る業務には、どの業務が内包されているのかは必ず確認しましょう。

では、実際どのようなサービスがあるのか簡単に紹介します。

基本的なサービスに含まれる業務

  • 家賃の集金
  • 更新意思の確認と再契約の手続き
  • 家賃滞納者への督促
  • 空き部屋への入居者募集
  • 入退去時の手続き
  • 入居者へマンションのルール説明
  • 退去時の部屋状況の確認と修繕
  • 退去者との修繕費用の交渉
  • 契約違反者への対応(訴訟含む)
  • 敷金・礼金などの返還・清算

別料金になることが多い業務

  • 共用部分の清掃
  • エレベーター、給排水設備など共有設備の点検
  • 24時間365日の電話対応、クレーム対応、緊急対応
  • 空室対策
  • 台風や大雨、災害時の物件の視察
  • 経営計画の立案と見直し(家賃の見直しなど)

別料金となる業務は、体を動かして掃除したり、清掃会社に依頼したりと面倒なものがほとんどです。だからこそオプションとして設定されることが多いのですが、ここまで基本に入っていると、マンション経営者は何もしなくてもいい状況を作れるでしょう。

できるだけマンション管理は任せるのがベスト

マンション経営は建ててからが本番です。実際に管理した経験を持つ方は分かると思いますが、マンション管理の業務は際限がありません。掃除や入居者の募集など日々やること以外にも、住民からのクレームや台風・大雨による大幅な清掃など、イレギュラーなタスクが発生します。それも24時間365日です。

マンション管理業を本業とするのであれば、そこまで大きな問題はないかもしれませんが、本業の片手間で経営をしていきたいと考えているのであれば、かなり厳しい経営になるでしょう。

クレーム対応が追い付かないために、入居者から愛想を尽かされてしまい、入居者の定着率が悪くなる可能性もあります。すると空き部屋対策にコストをかける必要が出て、家賃収入で潤うはずの貯蓄がマンションをなんとか回すために削られていくことに。

自主管理はそのようなバッドエンドを迎える可能性が高いので、できるだけ管理は専門会社に任せるのがオススメです。

しっかりと対応してくれる会社に任せることで、本業への影響もなく、入居者の定着率も安定し、空き部屋対策にお金をかける必要もなくなります。また、点検も行ってくれることで、建物の財産としての価値も下がらず、安定した価値を保てるでしょう。

マンション経営へ踏み切った理由に多く上がるのが、老後に安定した収入を得ることができる。という理由でしたが、その目的に向かって着実に歩むためには、管理会社への委託は必要不可欠といえます。もうすでにマンションを建て終えて、自主管理でキツイ思いをしているのであれば、ある程度の管理手数料を支払ってもしっかりとした管理をしてくれる会社を選ぶべきです。

まだマンションを建てる前で、どの建築会社にしようか検討段階の人であれば、建築後の管理を無料で行ってくれるところを検討してみてもよいかもしれません。