【特集】茅ヶ崎・藤沢の地価上昇！注目の集まる湘南ブランドとは

湘南エリアの地価は総じて上昇傾向にあります。神奈川県全体で見ると、ここ数年の土地価格は住宅地でも商業地でも大きく上昇しており、横浜・川崎など東京近郊エリアが先んじていますが、湘南エリアもそれに追随するような状況です。

土地価格が上がった理由は、人口・世帯数がともに増加していること、それに伴って神奈川県における土地の買い手（需要）が増えたことなどが要因です。また、リモートワークの普及に伴い、都心から離れたエリアでも生活できるようになった時代背景の影響もあります。この傾向は神奈川県一帯に及んでおり、平塚市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市など湘南エリアも例外ではありません。

湘南エリアの地価は藤沢市や茅ヶ崎市を例にとっても分かるとおり、その基準地価は全国平均と比べても順調に上昇しています。しかもそれに比例するように、子育て世帯の人口が増えているのが特徴です。つまり、人口の増加によって土地価格の上昇基調が続いています。

湘南エリアの人口が増加し土地価格が上昇している理由は、湘南エリアのブランド力が高まっているからです。地域によって差はあるものの、全体で見ると、湘南エリアは海が近いなど自然環境に恵まれ、開放感があり、それでいて交通利便性も良好で通勤のしやすさもあります。

海の近くでのんびり暮らしながら都市生活の利便性も享受できる、というイメージが湘南エリアへの憧れやブランド化を推進し、いつしか「湘南ブランド」「茅ケ崎ブランド」などと言われるようになりました。

しかも、湘南ブランドはイメージだけでなく実態が伴っているところがポイントです。現地を訪れると分かりますが、例えば藤沢市の場合、海が近く自然環境に恵まれたエリアでありながら、一方で中心駅の「藤沢駅」はJR東海道線・湘南新宿ライン・小田急江ノ島線・江ノ島電鉄と複数路線が乗り入れ、各地にアクセスしやすい交通利便性も確保しています。藤沢駅から東京駅まで約45分、新宿駅まで約50分ということで、十分に通勤圏です。

このように実態の伴う利便性やメリットこそが、湘南エリアへのあこがれとブランド力を高めている要因といえるでしょう。